【糸】 いと
 三味線の絃。言うまでもないが数は3本で、太い順から1の糸、2の糸、3の糸と呼ぶ。材質は絹、テトロン、ナイロンの三種。1の糸には絹を用いるが、2の糸にはテトロン、3の糸にはナイロンを選ぶことが多い。太さは号で分類され、「号数ー絃番号」で表記される(たとえば、2の糸の14号ならば『14-2』と書く)。太さや材質は奏者の好みによって違う。
 津軽三味線においては、主に以下のセッティングで使用する(1の糸ー2の糸ー3の糸の順で)。「31−17ー15」「30ー16ー14」「28ー15ー13」
 糸の色は黄色が一般的で、これはもともと虫の付きやすい絹に防虫効果があるウコンを染め込んだものである。ナイロン・テトロンにも色は受け継がれ、やはりすべて黄色い糸が使用されている。
 代表的なメーカーは「丸三」、「ふじ糸」、「トキワ」、「はつね」、「ショーエー」の5つ。

【丸三】 →関連事項
【ふじ糸】 →関連事項
【トキワ】 →関連事項
【はつね】 →関連事項
【ショーエー】 →関連事項
【糸巻き】 →関連事項
No.25 by kanko メール ホーム
2005/01/10 [Mon] 16:03
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