≡津軽三味線用語大辞典≡
【れ】1

【練習】 れんしゅう
 三味線の場合、唄と違って練習すれば誰でも上達できる。「誰でも」である。ホントに。年数なんて関係ない。練習量がすべてを語る。
 しかし、毎日気の赴くままに漫然と弾いているだけでは練習とは言えない。練習とは、具体的な技術的目標を持ち、それを克服するために行うものである。たとえば、有名奏者の使っている難しい手を弾きこなせるようになるとか、撥付けをはっきりさせるようにするとか、駒止めをマスターするとか、あるいは、五大民謡の歌詞とメロディーを憶え、伴奏がつけられるようにするとか。こうして書いてみればごく当たり前のことばかりなのだが、なかなかどうして、初心者レベルではそこまで気づかないもの。丁寧な先生であれば、ひとつひとつ重要なヒントを与えてくれるはずだ。ここに、先生を見極めるひとつのポイントがあるかもしれない。
 あとは、とにかく古典をいっぱい聴くこと。入手は難しいが、お手本として徹底的に聴き込むことで、目指す音が見えてくるかもしれない。

【腱鞘炎】 →関連事項
No.99 by りょう メール
2005/01/25 [Tue] 01:39
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