≡津軽三味線用語大辞典≡
【そ】1

【象牙】 ぞうげ
糸巻き、撥の柄、駒の台などの素材として使われる高級品。象牙とは、象の門歯が伸びたもので、大きいものは3−4メートル、重さ40−60キログラムにもなる。雌象の牙は細身で長く、雄象の牙はそりが強く太い。1980年代に商業目的の乱獲や密輸が横行し、アフリカ象が激減したことが問題となり、ワシントン条約規制対象になる。現在ワシントン条約の条件を満たして日本に輸入されている。象牙消費国は日本と中国がほとんど。日本で消費される64%は印鑑で、12%は楽器、残りは工芸品や装飾品など。いずれにせよ輸入条件が厳しく価値が高い。

【糸巻き】 →関連事項
【撥】 →関連事項
No.77 by kanko メール ホーム
2005/01/21 [Fri] 23:42
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